














大和保男氏作のぐい呑(萩焼)です。釉薬の付け方で富士山を表現しています。釉薬がかかっている部分は艶があり神秘的な雰囲気が感じられます。萩焼の素朴さと釉薬のデザインの美しさが融合した作品となっています。
大和保男氏は、小学生時代から父から作陶の伝承をうけ、20歳前後には窯元を継ぐ立場になりました。パブロ・ピカソにも傾倒し、現代美術を取り入れ、萩焼で従来手がけられなかった図案を研究し、萩焼を素材とする造形力とモダニズムが注目されました。
その後、自己の作陶活動を、萩焼の原点に立ち還った立場で展開されています。昭和63年に山口県指定無形文化財萩焼保持者に認定されています。
●「萩焼」とは
山口県萩市一帯で焼かれる陶器で、古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、茶人好みの器を焼いてきた萩焼。器の表面の釉薬がひび割れたような状態になる「貫入」と、それが原因で長年使い込むことでお茶やお酒が浸透し、枯れた味わいを魅せる「七化け」が特徴。素地の色を生かすため模様は地味ですが、変化していく様に魅了され、全国に根強いファンが多くいます。
※ぐい呑(木箱付き)のみの販売となります。
※木箱は経年により痛みがございます。写真によりご確認ください。
※写真の写りやモニターによって、色味が異なって見える場合があります。